怖れ
阿吽の気づき：間違えることは、悪い、恥ずかしい、怖い、とする記憶が、間違える出来事を新たに引き寄せるってさ。もう十分味わったよ。間違いは悪い事じゃないよ。失敗は知識となり知恵となって対策が生まれる。経験は魂の財産。
吽くん、エレベーターが苦手だと思ったことある？
えっ阿ちゃんはエレベーターが苦手なの？
あのね～知ってるかもしれないけどエレベーターてね～
自分が押した階じゃないところにも止まるんだよ。
以前に勤めていた会社が12階だった。勤め始めたばかりの頃に11階で降りた人につられて降りちゃったの。「あ！間違えた」と思って戻ったら、エレベーターに噛まれたんだ。
ドアにガブって、音も大きく出た。
慌てているところにガブされて
降りた人に見られて恥ずかしかった。
その時「もぉ～エレベーターはコワイ～」て
無意識で思っていたの。
ククク♪エレベーターさんも
「阿ちゃんコワイ～」て思ってるかもね。
ちょっとぉ～それでねそれからというもの、
エレベーターに遊ばれるようなことが起きるんだよ。
そして無意識に
「やっぱりエレベーターはコワイ～」て思ってるんだ。
ククク♪エレベーターさんはきっと…
「私のせいじゃないのに」と思ってるよ。
ほんとだ！エレベーターさんのせいにしてた。
私ったら完璧に外のせいにしてる。
実はエレベーターのことは夢を見て分かったんだよ。
どんな夢だったの？
あのね、帰宅途中の電車で降りる駅を間違えてるの。1文字違いの駅だった。「なんだ～1文字違いか間違えやすいな～」と思ったんだ。自宅のマンションに到着してエレベーターのボタンを押す瞬間になにか違和感…怖いような感情がよぎったの。
「なんだろう？この感情」
その時に目が覚めた。
エレベーターさんも大変だったね～
エレベーターさん、今までありがとう。
恥ずかしい、怖い、は自分の捉え方の心が作った。
その記憶を手放します。
風船に付けて飛ばしちゃう…
霧の中に消えていった。
間違いは一つも存在していない。
経験をしているだけ。
魂に記憶された経験をミナモトに持ち帰るんだね。
間違いを怖れる
吽くん、エレベーターが怖いを手放したら、
分かったことがあるの。
なーに？
怖いは別の記憶から来ていた。
どこからだったの？
前の仕事だった。私の仕事は
自分の仕事に間違えがないか常に探していた。
自分に強いストレスを与えていたんだ。
あのエレベーターは職場にあった。
間違える怖れを職場で持っていたから、
エレベーターに怖れを感じる出来事が作られたんだね。
仕事は新しいことを知る喜びが感じられたけど、
間違いで自分を傷つけた。
でも思いを変換することを覚えたんだ。
「間違えやすい箇所はこことここ！」て教えてもらったと解釈した。
そして「間違ってもいいよ」て自分に言ったの。
ストレスが悪いわけじゃない。
悪いこととするから辛くなるんだ。
適度な緊張は、アドレナリンが出て
集中力が増し自分を高めてくれる。
”怖れ”は風船につけて…
どこかへ飛んでいっちゃった。
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