『聲の形』(こえのかたち)
公開2016年 129分
日本アニメを映画化
『週刊少年マガジン』2013年掲載。単行本は全7巻。
原作 大今良時 監督 山田尚子
イジメをテーマに、登場人物の抱えている感情に気づきます。
大嫌いだった。もう一度会うまでは…
重たい内容とは裏腹に、色合いや表現は優しく、木や川の自然が爽やかなタッチで描かれています。
ガキ大将の小学6年生の主人公石田将也のクラスに、聴覚障害の西宮硝子が転校してきました。
声を形にした筆談や手話で会話をしようとする小学生たち。
書くほどの会話でもなかったり、「いい子ぶってんじゃねーよ!」て、彼女のニヤケている笑顔の意味が分りませんでした。
彼女を面倒に感じているクラスメートの感情を代弁するかのように、
石田将也は彼女をイジメるようになりました。
彼は最後まで受け入れられず、彼女は転校してしまいました。
その直後、担任がイジメをしたのは誰か厳しく追及。
石田将也は、「俺だけじゃない、クラスのほとんどがしていた。」
この発言によって、今度は彼がイジメの対象となりました。
友達を失うことで「友達の定義」について、彼は考えました。
これ以上はネタバレになるので言えませんが…
似たような考え方を持っている二人は、引き寄せ合い経験します。
したことは返ってくる。
幼少期の経験が、怖れとなって自分を苦しめていました。
しかし、変わりたいと思った時に、変わることができる。
人は、人との関わりで傷つき、人から癒されます。
観た人の経験によって、気になるキャラクターが違うと思います。
阿ちゃんの気になるキャラクターは、障害を持つ自信のない西宮硝子。
コンプレックスがあることで、自信がないから八方美人になってしまう。
「ごめんなさい。ありがとう。」て嫌われないようにしていたら口癖になっていた。
私は、嫌と言えず頑張ってきた。
自分の感情を相手に伝えるのが下手でいつもニコニコしてきた。
吽くんの気になるキャラクターは、不器用で繊細、激しい気性の植野直花。
成績は良くないけど、センスはある。
強がってしまうのは、傷つきやすく繊細だから。
手話を使って、恥ずかしくて逃げてしまう。
僕の中にある恥ずかしがり屋が彼女と共感してしまうね。
あなたの気になるキャラクターはいますか?
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