隠す嘘をつく
阿吽の気づき:本当のことを言わないで黙っていることは、嘘をつくのと同じで、悪いことだと思っていた。黙っていても、嘘をついても、自分も相手もゆるします。
阿ちゃん、「嘘をつくのは悪い」って
思ってることに気づいたよ。
吽くん、どんなことで思ったの?
職場の同僚がね、
お客さんに対して、
隠し事をしてるんだ。
感情が湧いた?
うん、彼を見て、
「隠して、嘘をついて、悪いことしてる」
相手を批判する、いやな思い。
でもさ、嘘をつくことは必ずしも
悪いわけじゃないでしょ。
僕はそうは思えないんだよ。
だってさ、「モーゼの十戒」で、
「隣人に対し、偽りの証言をしてはならない」
お釈迦さまが「ハ正道」で、
「嘘から離れる」て、説かれてるよ。
苦しみを作らないための教えだよ。
相手を批判するための教えではない。
カニさん、僕はあと、
本当のことを言わないで、隠していることが
苦痛なんだ。
「隠していること」と、「嘘をつくこと」を
同じように捉えているね。
確かに、同じことのように思える。
思いやりから、言わないことだってある。
正直が、相手を傷つけることがある。
吽くん、冷蔵庫のプリンを
内緒で食べてもいいよ。
そういえば、今までは、
「僕は食べていませんよ~」って顔してたんだよ。
思い出した!ばれないように黙ってたんだ。
でも、後から嘘をつくことになるって、
「嘘は、雪だるま式に嘘を呼ぶ」
僕は、これを怖れてた。
そこか~
黙っててもいいんだ。
馬鹿正直になる必要もない。
嘘をついてもいい?
つきたい人は、ついていいよ。
自分の蒔いた種は、自分が刈り取るんだもん。
相手を傷つけるようなことは、言わないよ。
冗談でも、嘘は言わない
吽くん、瞑想中にね。
自分が冗談を言っているのが
頭に浮かんだの。
阿ちゃんは、人を笑わせるのが
好きだもんね。
私は、赤ちゃんを抱っこしてて
「誰の子供?」って聞かれて
「私の子供!なーんちゃって」て
冗談で嘘をついた。
そしたら、現実の私が
咳き込んで、苦しかった~
嘘をつくと、肉体的にも
影響しているんだね。
冗談でも嘘は言わないよ。
自分を苦しめるって分かった。
関連ページ
- 人の目
- 人の目を気にすると、自分じゃない行動をしちゃうね。気持ちと行動がバラバラだと苦しいよ。正直に生きてみよう
- 恥ずかしい
- 「恥ずかしい」は自分を傷つける。自信がないから人の目が怖かったんだ。安心するための自分の言動に気づいてみよう。私はもう恥ずかしくありませーんと叫んでみよう。
- 過食症
- 過食症は、現実を受け入れたいと思っているが、受け入れられないために行う行為。心の思いが肉体の行動にあらわれる。心が受け入れられない代償行為として食事で心を満たそうとしていた。食べ終わると「太りたくない」て受け入れられなくて嘔吐してたんだ。今の現実を受け入れ、自分を愛することで止めることができた。
- 先祖から子孫へ
- 子供の頃に叱られた記憶が、自分の子供にも強要していたんだよね。家系の連鎖は先祖から子孫へと続いていくよ。それに気づくまではね。
- 束縛と依存
- 束縛されても「愛されている」と思い込んでいた。だからその時は、自由がなく苦しくても、愛されたかった。自分を愛していない人は、だれも愛することができない。
- 毛虫が嫌い
- 毛虫が嫌いなのは、過去の感情の記憶を持っているから。嫌いなものを克服しよう。昔はゴキブリも怖かったんだけどな~
- 浮気を疑う
- 浮気を疑うたびに、苦しみ、傷ついているのは、自分の心。お互いの経験の違いを、楽しもう。信頼は、また築いていける。
- 同調圧力
- 相手の意見に、調子よく合わせちゃうことって、あるよね。少数意見を言う勇気はないし、嫌われたくない。でも、本心を言わないと、心が苦しくなるよ。
- 子供に言えない
- 子供に直接、言いたいけど、言えなくて、妻から言わせるようにさせていたんだ。子供から拒否されるのが嫌だった。家系の連鎖は、手放そう。
- 隙があってはいけない
- 「隙(すき)があってはいけない」って思い込んでた。好きな人には、目を合わせないようにして、そっけない態度をしてたんだ。なんで、こんなことしてるのか、長いこと分からなかった。