不満が執着を生む
阿吽の気づき:望んでいないことは、なかなか、受け入れられない。不満と心が捉えると、執着を生み、悲しくなるんだね。過去の出来事も、解釈は変えられる。
※執着とは、仏教用語で、ある人物や、物事に捉われて、そこから離れられない心の状態。仏教では、苦しみの原因は、すべて執着から来ると言われている。
阿ちゃん、小銭入れ、落としちゃった。
すごくショックだよ。
この感情は、悲しみ、後悔、喪失感、
う~、悲しくなっちゃう。
小銭入れって、
吽くんが、気に入ってるのだね。
今までは、新しい物を買えばいいやって、
でも、そんな単純に考えられないよ。
財布にも、意識があるんだもん。
一つの別れみたいだ。
悲しい出来事として、記憶されるのかな?
事実が、記憶されるよ。
その解釈は、変えられる。
カニさん、解釈って?
楽しい感情か、辛い感情か。
大切な小銭入れを失くして、
楽しい感情に、変えられるの?
今まで一緒にいられたことに、感謝とか。
別の小銭入れとの、出会いのキッカケを作ってくれたとか。
出来事を、どう解釈するかは、自由。
そっかぁ!いい思い出を、ありがとう。
新しい出会いが、あるんだね。
僕、気持ちが、楽になったよ。
執着を、手放せた気がする。
吽くん、小銭入れは、探してみたの?
落とした場所に、届いてるかもよ。
僕、後悔してるだけだった。
落としたかもしれないお店に、電話してみるね。
あった~!届いてたよ~、涙が出ちゃう。
良かったね~、吽くん。
でもさ、戻ってきたことで、吽くんは、
小銭入れに、また、執着を抱くかな?
自分次第だよ。
一度失くした物が、戻ってきた。
満足すれば、執着はないよ。
そうかぁ!満足すれば、執着はしない。
不満だと、執着が生まれるんだね。
小銭入れさん、戻ってきてくれて、ありがとう。
拾ってくれた人に、感謝します。
出来事を、ありのまま見れないのは、
心が、勝手な解釈をしているからだよ。
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