話しを聞いて
阿吽の気づき:親との関係でできた感情は、記憶されて再生される。それが配偶者、子孫へと伝わっていくんだね。代々受け継がれた家系の意識なんだってさ。
阿ちゃん、昨日ね。
妻が息子と楽しそうに会話してて
僕はテレビを 見ていたんだ。
ワイフがね、僕に話しかけてたみたいで、
いきなり僕に対して不機嫌になったんだ。
「あなたは私の言うこと何も聞いてくれない!」てさ。
吽くん、それ鏡の法則じゃない。
てことは「僕の言うことを聞いてくれない。」
という記憶が潜在意識にあるんだね。
心当たりは?
そういえば…
ワイフに言っても聞いてくれないから、
ずいぶん前から諦めてるって感じだよ。
吽くんは、なんのために言いたいの?
ん~気持ちの共有かな。
自分を知って欲しい?
自分のやりたいことを
理解して欲しいね。
でも受け入れてくれないんだね。
理解して欲しいし、
相手の気持ちを変えたいね。
相手からも「意見に従ってくれ」と言われるけど
僕はそうなれない。
例えば、僕が瞑想するのをワイフは
快く思ってない。
瞑想は、宗教っぽく感じてるのかな?
瞑想=宗教だと思ってるよ。
僕がワイフの気持ちを変えようと
するのを手放せばいいかな?
潜在意識は一人称だから、
相手を変えようとするから、
自分が従えって言われちゃうんだね。
あとは、感情はある?
なぜ、僕を理解しようとしないの?
ん~寂しいよ。
あと怒りまでいかないけど、主張したい。
色んな感情がありそうだね。
反発な感情をいだけば、
反発が返ってくるもんね。
できるだけワイフの願いが叶うよう寄り添うよ。
それが愛だから。
他者を受け入れることは、
自分を受け入れることだね。
思い出した、母だ!
「僕の言うこと何も聞いてくれない」は、
母に対して抱いていた感情だ。
母は自分がしたいと思うことを僕にしてくれたけど、
僕からしたら、嬉しくないことが多かった。
子供の時の記憶の再生だったんだね。
ホントの僕を理解してない。
話しを聞いてくれない、寂しい。
でもさ、吽くんはそのお陰で、
本当はなにが好きか、
なにがしたいか、
知ることができたんだね。
うん、そうだね。
僕、この感情は手放すよ。
もう十分に感じてきたことだから
寒い冬の…白い息のように
自分の中から出て行った。
なんだか、とっても嬉しいよ。
吽くん、大きな障害を乗り越えたって感じね。
うん、大きな荷物が外れたって感じ。
ベートーベンは難聴になってから
評価される曲を作れるようになったんだって。
彼は「自己を完全に形成するには、
障害を乗り越えないといけない。」て、
ベートーベンは障害を乗り越えたんだよね。
障害を受け入れたのかな。
障害は肉体的なことだけじゃない。
無意識の感情が障害となって、
ホントの自分が表現できていないんだ。
目の前のことを受け入れてみると、
障害は消えてしまう。
肉体の障害でさえ、
チャームポイントだと捉えたら
なにも怖くないね。
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