むくいてあげたい
阿吽の気づき:「むくいてあげたい」を持っていると、むくえてない自分を感じ、罪悪感が湧いてくる。世の中の出来事は、自分の言葉や思いによって作られているんだね。
ね~阿ちゃん、
親に電話って、してる?
吽くん、してるよ。
実家にも、よく遊びに行くけどね。
母から電話が来て言われちゃった。
「ぜんぜん電話くれない。」
「たまには、ご飯に行こうよ。」てね。
吽くん、最近電話してなかったの?
つい忘れちゃうんだよね。
僕は、母から言われる度に
「親にむくいてあげたい。」て
思っちゃうんだ。
記憶の再生でしょ。
同じことを繰り返してるだけだよ。
でもさ、僕それは手放せないよ。
「親にむくいてあげたい。」て想うから
むくえてない現実が
現れちゃって
「親にむくいてあげたい」を
想ってるだけだよね。
『杜子春(とししゅん)』て知ってる?
とししゅん?
知らないよ。
杜子春は、仙人を目指して修行をしていた。
仙人から「何があっても声を出してはいけない」
それが出来たら、仙人にしてやると言われ、
ありとあらゆる苦しみを味わったが、耐えた。
しかし目の前で、親が鬼にいたぶられて
鬼に「声を出せば親を助けてやる」と言われる。
杜子春は声を出した。
そして仙人が現れて、声を出さなかったら
お前を殺すところだった。
と言われるんだ。
そのお話しは、
何が言いたいの?
親子のつながりは、何よりも大切。
それって、そんなに大切なことかな?
なかには、尊敬できない
ひどい親もいるよ~
僕は、むくいない自分は嫌なんだよ。
この感情は、たぶん罪悪感。
だって、お金も貸してくれたり、
お世話になったもん。
なにより、母が喜んでくれるのが
嬉しいんだ。
相手が望むことを叶えて
喜ばせたいんだね。
それを、手放したいけどさ、
悪い子ちゃんになる気がして
出来ないんだ。
「喜ばせたい。」は
逆の状況が作られて
また「喜ばせたい。」て想うだろうね。
僕は、誰かに「むくいてあげたい」
というのが楽しみなんだよ。
それを止めてしまったら
かなりの人と疎遠になるかもね。
「むくいない自分」だと
疎遠になるのかな?
僕、全部忘れちゃいそうだよ。
言葉を変えたらどう?
「縁ある人にむくいて喜ばせます。」
うん、それならできる。
僕は、縁ある人にむくいて喜ばせます。
出来ないことは、出来なくてもいいね。
出来ない事も、受け入れよう。
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