情熱や生きる力を感じてみよう。

『パリに見出されたピアニスト』

『パリに見出されたピアニスト』

 

2018年製作/106分/フランス・ベルギー合作
監督 ルドヴィク・バーナード

 

 

パリの駅に、“ご自由に演奏を”と、ピアノが置いてある
そのピアノを弾くために、訪れている青年が、主人公の青年マチューである

 

彼がバッハの難しい曲を弾いた瞬間、駅の雰囲気がガラッと変わった
その演奏に、才能を感じ、足を止めたのは、
パリの名門音楽学校のデレクターをしているピエールである。

 

ピエールは、マチューの才能を褒め、名刺を渡した。

 

マシューの自己評価は低く、自分に才能なんて、あるはずがないと思っている。

 

マチューは、幼い頃からパリ郊外の団地で、シングルマザーで介護士の仕事をしている母親と、弟と妹の四人暮らし
子供の頃、ピアノの音色にみちびかれ、同じ団地に住む、老人のジャックと出会った。
ジャックは、初めて弾くマチューのピアノの才能に気づき、教えるようになった。

 

ピアノを弾くときに大切なことは、「心を込めて引くこと」だと、老人ジャックは教えた。

 

老人ジャックが亡くなり、ピアノを習い続けたいことを母親にお願いしたが、
母親は、弟や妹がいることや、音楽は金持ちがすることだと、受け入れてもらえなかった。
そんな母の価値観を、大人になっても許せずにいた。

 

マチューは、クリーニング工場で働きながら、ヘッドホンで聴きながらクラッシックを覚え、独学でピアノを弾いていた。

 

同じ団地に住む友人たちは、ラップが最高の音楽という価値観で、一緒に金儲けのために夜中に強盗をにしていた。

 

ある夜、強盗に入った金持ちの家に、グランドピアノを見つけ、マチューは弾きたい衝動にかられた。
警察のことも、友人の声も聞こえず、ピアノの演奏に没頭し、警察に捕まった。

 

マチューはポケットにあったピエールの名刺に連絡し、音楽学校の半年間の清掃と、ピアノ練習が条件で、ピエールが保護観察をすることになった。

 

音楽学校の大ホールに置いてある、スタンウェイのグランドピアノは、マチューにとっては憧れそのもの。

 

 

マチューが、音楽学校の代表として国際ピアノコンクールに出て優勝することを、デレクターのピエールは、自分の人生を賭けてマチューを励まし、やる気にさせ続けてきた。

 

マチューにピアノを教えることになったのは、厳しい口調や態度で恐れられている「女伯爵」と呼ばれるほどの、ピアノ教師エリザベス。

 

メトロノームを使った退屈な基礎練習はやりたくないとする、謙虚さのないマチューと
基礎が大事だとする女伯爵はぶつかり、コンクールを諦めかけてしまいそうになるが、
楽譜が読めないマチューに、基礎から教え込むために、言葉で伝わらない感覚を、ピアノを横に二つ並べて、音で耳から教えた。

 

マチューをやる気にさせた人物は、他にもいた。
音楽学校の生徒でチェリストのアンナへの恋愛感情が、ピアノへの情熱にも影響した。

 

マチューは練習のやり過ぎから、腱鞘炎になり、コンクール目前に三週間ピアノが弾けないことに葛藤した。
プロになるための登竜門である国際ピアノコンクールに、女伯爵もかつて出場した動画を見せてもらい、
優勝できなかったのは、慢心であったこと、心を込められていないこと
技術の問題ではなく、人を感動させる演奏は、そこに、自分の心の情熱が入っているかだと、
女伯爵はかつての自分の失敗を語った。

 

成功した者だけが優れた教師というわけではなく、
自分と同じ失敗を繰り返さないよう導く教師もいる。

 

そして、クラッシックの素晴らしさを、世の中に伝えたいのは
女伯爵もピエールもマチューも同じであった。
マチューは、母親や友人たちに知ってほしかった。
三人は同じ目的をもって、自分の役割をできる限り、それぞれが行為したのである。

 

マチューはピアノを演奏している時、老人ジャックが横にいるのを感じ、感謝を彼に捧げているように演奏していた。
それを女伯爵は見抜いて、自分が持っていない、彼の中の才能をみた。

 

母親が、コンクールに出ることを後押ししてくれたことで、
マチューが持っていた、母親へのわだかまりは解消された。

 

弟が、団地で遊んでいる時に、バイクで大けがで手術している時、
マチューが困って、団地の友人に力を借してほしいと頼み、友人がマチューを助けて、
友人も、マチューが成功することを受け入れることができた。

 

デレクターのピエールには、二年前に子供を亡くしたことを受け入れられない妻がいた。
ピエールが人生をかけた行為に、妻は賛同するどころか、敵対する学長の立場で話し、ピエールがしていることを妨害してきたことで、
これ以上、自分を偽って一緒にいても、前を向いて生きていけないと気づき、離婚を決めた。

 

デレクターのピエールは、音楽とは何かを、マシューに問うことがあった。
マシューは言葉で表現できず、ピアノを演奏して表現した。
その演奏の情熱が、自分は音楽なしでは生きていけない、音楽そのものであることに、気づかせてくれた。
音楽に集中することで、自分の心を超越し、自分が音楽そのものである感覚、
心を越えることが、平安であり至福である、その演奏の情熱が観客に感動を与える。

 

映画のラストは、言葉ではなく、マチューの素晴らしい演奏と、
その演奏を聴いていた観客の歓喜に満ちた姿で終わる。
それは、優勝者が誰なのかを語っていた。

 

 

人間は、本能的に、エネルギーを感じ取っている。
カラオケで100点を出そうと歌ったら、目的の100点に意識が向いているため、心は入いらない。
誰かの歌より、自作の歌は、心が入りやすく伝わってくる。

 

料理人は、料理に愛を込めることができ、食べた人が美味しいと感じる

 

今にある意識で生活をしていると、その人の行為すべてにエネルギーが入る
見返り、結果にとらわれない、カルマ・ヨーガで行為することが、自分だけではなく、他者にも影響を与えることができる。

 

母に対して、ゆるせない思いを持っていたが
自分への自信を取り戻せたことで、自分をゆるし、相手をゆるすことができた

 

他者に対する思いは、鏡に映し出された自分の心であるため、
相手に思うことは、まず自分が実行することです。

 

この映画は、神々が霊導して作製されているため、
観た人の気づきが促されるはずです。

 

 

 

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